ハオ、"N" です。俺は決まったテレビ番組を定期的に見ることはほとんど無いのですが、ここ一年ぐらい、家にいるときはほぼ欠かさず観ようとしている番組があります。TOKYO MX で金曜日の 23:30 からやっている（ちょっと前までは日曜日の夜でした）「松嶋 x 町山 未公開映画を観るTV」。映画評論家の町山智浩さんが作品の選択をし、オセロの松嶋尚美さんがMC兼視聴者代表として、厳選した日本未公開の海外ドキュメンタリー映画を2週に渡り前半と後半に分けて紹介する番組です。
今までも "Super High Me" や "Religulous" などの興味深い作品を紹介してきたこの番組。先週は、6歳のときに誘拐されて強制的にウガンダ国民抵抗軍の少年兵になり、その後アメリカに渡りボクシングの世界チャンピオンとなった Kassim Ouma の半生を追ったドキュメンタリー映画 "Kassim The Dream" の後半でした。
世界チャンピオンとなり、ヒーローと評される反面、政治的保護を要求してアメリカに滞在していた Kassim はウガンダ国民抵抗軍からすれば逃げ出し兵。無断で軍を離れたものの、人道主義の人物として立ち上がろうとしている Kassim はウガンダ共和国大使の許可を経て、危険をかえりみず再びウガンダに戻るんですよ。そんな場面で彼が OBEY の Tシャツを着てました。何だか嬉しかった。わ〜ど。
今週の映画は "Surfwise"。「Stanford 大卒の医者であり、一見誰もが憧れる生活を手にしたような "Doc" Paskowitz。しかし本人的には人生に対し様々な疑問を持ち、自分は一体誰で何がしたいのかを探すため、サーフボードを手に旅にでる。満たされた人生を暮らす為には金なんかいらないと考える "Doc" は、家を持たず、妻との活発な性生活の末9人の子供を立て続けに儲け、合計11人の大家族になった Paskowitz 家の生活は、キャンパーで海から海へと移動し、一日中ただサーフィンをするというなんとも自由なもの。学校にも行かず、自然の中でのびのびと育った Paskowitz 家の9人の兄弟たちだったが、その生活の中にはさまざまな葛藤があった...」。
この映画は以前から「面白そう！」と思っていたのですが、まだ観ていなかったのでナイス・タイミング。ちなみに、この "Surfwise" の監督は、以前に "Scratch" や "Infamy" などを手掛けた Doug Pray。"Scratch" のロゴやポスター、DVDのパッケージングは Shep兄がデザインし、俺もリリース当時に流通やプロモーションの仕事に関わらせて頂き、個人的にも Doug の手掛ける作品のファンです。
Doug の新作 "Art & Copy"。誰もが見たことのある広告、"Just Do It" や "I ♡ NY"、"Think Different" などを仕掛けた George Lois、Dan Wieden、Lee Clow、Hal Rineyといった11人のメンバーへのインタビューを中心に構成された広告業界におけるクリエイティビティーについて迫ったドキュメンタリー映画。これも興味深いな。「松嶋 x 町山 未公開映画を観るTV」でやってくれませんか、町山さん？..
ペイス！
